e-Taxで確定申告③-(1)公的個人認証サービスのセットアップ

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e-Tax 公的個人認証サービス

ここからは、e-Taxで確定申告をするための事前準備と呼ばれる手続きに進んでいきます。

ICカードリーダーとマイナンバーカードの準備がまだの方は、早めに済ませておきましょう。

今回は、e-Taxの事前準備の1つ目である「公的個人認証サービスのセットアップ」についてご紹介します。

ことり

ICカードリーダーとマイナンバーカードが必要です。手元に準備しておきましょう。

▼【初めてのe-Tax講座】全手順はこちら▼

公的個人認証サービスとは

インターネットを通じて確定申告や行政手続きができるのはとても便利ですが、マイナンバー情報をネットでやり取りするのはちょっと不安ですよね。

そんな不安をなくし、安全・確実に手続きできるようにしてくれるのが「公的個人認証サービス」という認証機関です。

マイナンバーカードには、個人情報などの電子証明書データが記録されています。

この電子証明書データについて、公的個人認証サービスを利用することで「他人によるなりすまし申請」や「データの改ざん」がないことを保証してくれるんです。

e-tax 電子証明書

(画像元:国税庁e-Tax「電子証明書とは」)

具体的な手続きとしては、「公的個人認証サービス利用者クライアントソフト」というソフトをお使いのパソコンにダウンロードしていきます。

ことり

安心・確実にe-Taxを利用するために必要な手続きです。

手順①公的個人認証サービスのサイトへアクセスする

e-tax 電子証明書 登録

まずは、公的個人認証サービスのポータルサイトへアクセスします。

→【外部リンク】公的個人認証サービス ポータルサイトはこちら

手順②利用者クライアントソフトのダウンロード

次に、メニューから「利用者クライアントソフトのダウンロード」のページへ行き、該当するソフトをダウンロードします。

e-tax 電子証明書 登録

Windows版、Mac版、Android版、iPhone版から、ご自身がe-Taxを利用するものを選びます。

e-tax 電子証明書 登録

ここからは、パソコン用の「Windows版」で説明していきますが、他のソフトについても流れは同じです。

手順③ソフトをパソコンへインストールする

利用者クライアントのソフトをダウンロードすると、デスクトップにインストーラー(JPKIAppli03-03.exeなど)のアイコンが表示されます。

e-tax 電子証明書 登録

このアイコンをダブルクリックして、ソフトをインストールします。

手順④ICカードリーダライタの設定

ソフトがインストールされると、パソコンの中に「公的個人認証サービス」というフォルダが作成されます。

e-tax 電子証明書 登録

Windowsでは、アプリ一覧の中から選択できます。

公的個人認証サービスのフォルダの中には、ICカードリーダライタ設定、Java実行環境への登録、JPKI利用者ソフト、更新通知設定、統合パスワード変更、パスワード変更 がインストールされています。

「ICカードリーダライタ設定」をクリック。画像のような画面が表示されます。

e-tax 電子証明書 登録

「PC/SC対応」を選択し、ご自身が利用するICカードリーダライタの名称が表示されていることを確認し、「設定」をクリックします。

ことり

私が利用しているソニーのICカードリーダライタは「Sony FeliCa Port/PaSoRi3.0 0」と表示されました。

e-tax 電子証明書 登録

画像のようなメッセージが表示されれば、ICカードリーダライタの設定は完了です。「OK」をクリックします。

手順⑤動作確認

利用者クライアントソフトとICカードリーダライタ及びマイナンバーカードがちゃんと機能するかどうかの動作確認を行います。

ことり

ICカードリーダライタをパソコンに接続し、マイナンバーカードをセットした状態で作業をしてください。

パソコン内の「公的個人認証サービス」から「JPKI利用者ソフト」をクリックします。

e-tax 電子証明書 登録

JPKI利用者ソフトの画面が表示されたら、「動作確認」をクリックします。

e-tax 電子証明書 登録

※一部のパソコンでは表示が崩れるようですが、問題ありません。

動作確認の画面が開いたら、「実行」をクリックします。

e-tax 電子証明書 登録

しばらくすると、下記のような画面になり動作確認が終了します。

e-tax 電子証明書 登録

表示内容が一通りOKになっていれば、「閉じる」をクリックします。JPKI利用者ソフトの画面に戻ったら「終了」をクリックします。以上で、動作確認は完了です。

手順⑥Java実行環境への登録

次に、パソコン内の「公的個人認証サービス」から「Java実行環境への登録」をクリックします。

e-tax 電子証明書 登録

※途中「許可しますか?」といったポップアップが表示されたら「はい」をクリックします。

「Javaの実行環境にJPKI利用者ソフトのプログラムを登録します」という表示が出たら、「はい」をクリックします。

e-tax 電子証明書 登録

「プログラムを登録しました」と表示されたら、「OK」をクリックします。

e-tax 電子証明書 登録

以上でJava実行環境への登録が完了です。

ここまでで、公的個人認証サービスのセットアップがすべて終了しました。

ことり

お疲れ様でした♪

公的個人認証サービスの設定が完了したら…

e-Taxの事前準備として、公的個人認証サービスの設定が完了したら、続いて「事前準備セットアップ」を行います。

次のステップへ進んでください。

▼次のステップはこちら▼
→【e-Taxで確定申告③-(2)】事前準備セットアップのダウンロード方法

▼【初めてのe-Tax講座】全手順はこちら▼

2 COMMENTS

小安浩二

 丁寧な説明でよく理解できました。生命保険・火災保険料などの控除はどのように申請すのでしょうか?教えて頂けますでしょうか。

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ことり

小安浩二 様

こんにちは。運営者のことりです。
当記事を読んでいただきありがとうございます。
とても嬉しいです!

当ブログでは、
e-Taxを利用するための準備や手順を解説しておりますが、具体的な確定申告書の作成方法についてはご紹介しておりません。

申し訳ございませんが、
他の解説サイトをご覧いただければと思います。

ことり

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