「マイナンバーカードでできることって何があるの?」
ニュースでもよく聞くようになったマイナンバーカードですが、実際どんなことに使えるのか知らない人は多いですよね。
どんなことができるの?何に使えるの?どんなふうに便利なの?など、保有するメリットが分かれば、あなたもマイナンバーカードが欲しくなるはず♪
そこで、今回はマイナバーカードでできることや便利になることを具体的に分かりやすくご紹介します。
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PICK UP!⇒マイナンバーカードは本当に必要?メリットデメリットをFPが解説!
マイナンバーカードの公式メリット
マイナンバーカードとは、個人番号(マイナンバー)が書かれているピンク色のカードのことです。
マイナンバーカードは、緑色の通知カードとは違い、顔写真がついた固くて丈夫なカードです。オンライン手続きができるように、ICチップが内蔵されているという特徴があります。
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そして、このマイナンバーカードには公式メリットが6つあります。
- マイナンバーを証明する書類として利用できる
- 行政手続きのオンライン申請を利用できる
- 身分証明書として使える
- コンビニで各種証明書が取得できる
- 民間のオンライン取引などで利用できる(予定)
- 様々なサービスがこれ1枚でできるように(予定)
でも、これだけだと「実際、どんな場面で使うの?」「日常生活で何が便利になるの?」ってイメージしにくいと思うんですよ。
そこで、この公式メリットを踏まえつつ、具体的にマイナンバーカードでできることを順番に紹介していきますね。
マイナポイントがもらえる
(画像元:総務省「マイナポイント事業」)
今、マイナンバーカードを作る最大のメリットといえばマイナポイントがもらえること!
マイナポイントとは、マイナンバーカードとお使いのキャッシュレス決済を連携させて買い物をするだけで、25%分のポイントがもらえるというお得なキャンペーンのことです。
キャッシュレス決済とマイナンバーカードの発行を推し進めるために、国が行う還元施策のひとつで、1人当たり最大で5000円分のポイントがもらえます。
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ポイントの付与期間が【2020年9月1日~2021年3月31日】となっているので、この機会にマイナンバーカードを作っておくとメリットが大きいです。
身分証明書としての価値
マイナンバーカードは、顔写真がついているので、正式な身分証明書や本人確認書類として使えるようになっています。
そのため、運転免許証や住基カードを持っていない人にとっては、かなり助かる存在のはず。
2020年2月から新しく発行されるパスポートが本人確認書類として使えなくなる予定なので、ますます価値が上がりそうです。
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それから、マイナンバー(個人番号)の証明書類として、マイナンバーカードはかなり使える存在です。
手続きでマイナンバーの証明が必要なときは、緑色の通知カードでもよいのですが、その場合は運転免許証や健康保険証などと2枚以上をセットで提出する必要があるんですよね。ちょっと手間がかかります。
それが、マイナンバーカードであれば、1枚で完結できるんです。
さらに、通知カードは2020年5月で廃止されてしまったため、新しく発行はされません。今後、マイナンバーを証明するためにはマイナンバーカードが必須になってきそうです。
コンビニで住民票や印鑑証明書がゲットできる
マイナンバーカードを使うと、コンビニなどで住民票や印鑑証明書を発行することができます。
具体的には、コンビニなどにあるマルチコピー機で「行政サービス」を選択して操作するだけ。その場ですぐに出力されるので、区役所などへわざわざ行く手間が省けます。
それに、利用時間が【朝6:30~23時】と幅広く、土日にも利用できるのですごく便利なんです。
さらにさらに、発行手数料が50円~100円くらい安くなっているので、節約にもなっちゃうんですよ~!(割引される金額は、地域によって違います)
発行可能な書類はこちら↓
住民票の写し・住民票記載事項証明書・印鑑登録証明書・各種税証明書・戸籍証明書・戸籍の附票の写し・所得証明書・課税証明書
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子育てに関する行政手続きができる
マイナンバーカードを使えばいろんな行政手続きをオンラインですることができます。特に、子育て関連の手続きはオンラインでできるものが多いので、わざわざ区役所へ行ったり書類をそろえたりする必要がなく便利です。
オンライン手続きには、マイナンバーカードを使うためのサイト「マイナポータル」の中にある「ぴったりサービス」を利用します。
地域によって、対応している申請内容に違いがあるのですが、例えば、毎年6月に提出が必要な「児童手当の現況届」はほぼすべての自治体でオンライン提出ができます。
他にはこんな手続きも可能です↓
・妊娠の届け出
・保育園の利用申し込み
・幼稚園の支給認定 など
オンラインで手続きが完結すれば、書類をいちいち印刷して書かなくていいし、郵送するための切手代も節約できるメリットも♪
ふるさと納税の手続きがラクになる
会社員でふるさと納税を利用している人は、手続きが簡単になるワンストップ特例制度を使っている人が多いんじゃないかと思います。
このワンストップ特例制度を申請するときには、本人確認書類の添付が必要になっていますが、マイナンバーを証明する書類と運転免許証などの本人確認書類と2枚以上を提出しなければいけません。
この添付書類が、マイナンバーカードなら表裏のコピー1枚だけでOKになります。
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確定申告の医療費控除がラクになる
入院や手術、出産などがあって医療費が多くかかった年は、確定申告の医療費控除をすることでお金が戻ってきます。
この医療費控除を申告するときにも、添付書類としてマイナンバーを証明する書類と本人確認書類の2つ以上を提出しなければならないのですが…
マイナンバーカードなら、添付書類としてこの1枚のコピーだけでOKです。
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さらに、2021年には医療費のデータとマイナンバーが紐づけされる予定です。これにより、医療費が自動で集計できるようになるんです。
これまで、医療費控除のためには領収書を集めておいて、自分で1枚ずつ集計や入力をしなくちゃいけなかったんですよね。この手間が省略できるようになるので、かなり便利になりそうです。
e-Taxが使える
マイナンバーカードがあれば、確定申告のオンライン手続きである「e-Tax(イータックス)」が利用できます。
e-Taxでは、添付書類を省略できたり、即時に提出が完了したりと便利!さらに、個人事業主なら青色申告控除の金額がアップするというメリットもあるんですよ。
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厳密にいえばマイナンバーカードがなくてもe-Taxは利用できます。e-Taxには「ID・パスワード方式」と呼ばれる方法があり、事前に窓口でIDを発行しておけばマイナンバーカードがなくてもe-Taxをすることができます。ただし、ID・パスワード方式は一時的な特例措置となる予定です。
旧姓を証明できる
(画像元:総務省)
2019年11月から、マイナンバーカードに旧姓を記載することができるようになりました。
これまで、旧姓を証明できる書類は少なかったので、必要な人にとってはかなり役立つものになるはずです。
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給付金のオンライン申請
2020年、新型コロナウイルスの影響で1人当たり10万円の特別定額給付金が配られました。
この給付金のオンライン申請をするためには、マイナンバーカードが必要でした。
すでに給付金の申請が終わっている地域も多いですが、この特別定額給付金をきっかけに、今後は様々な給付金についてオンラインで手続きができるようになりそうです。
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マイナンバーカードでこれからできること
まだまだ発展途上のマイナンバーカードですが、これからも少しずつできることが増えていく予定です。
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健康保険証の代わりになる
2021年3月から、マイナンバーカードを健康保険証として使えるようになる予定です。
「別に健康保険証でいいんじゃない?」と思う人もいるかもしれませんが…。
引っ越しした時や転職したときなど、保険証の切り替えがあるタイミングでも、新しい保険証の発行を待たずに病院を受診できるようになるのはかなり革命的です。
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引っ越し手続きがラクになる
現在、引っ越しで住所が変わると、区役所・市役所などで転入転出届を出したあとに、運転免許証や銀行口座の住所変更手続きをして…と、かなりめんどくさいですよね。
それが、マイナンバーカードがあれば、区役所での手続き1つで住所変更が完結できるようになるかもしれません。
これについては、まだ具体的な時期や方法などは決まっていませんが、マイナンバー事業の構想に入っていることのひとつなんです。
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インターネットバンキングの認証で使える
インターネットバンキング(ネット銀行)やネット証券など、セキュリティが厳しいサービスってログインするときの認証がけっこう手間に感じませんか?
これが、マイナンバーカードの読み取りだけでOKになるよう検討されています。
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チケットレスサービス
将来、コンサート会場やライブ会場へマイナンバーカードを使って入場できるようになるかもしれません。
こちらもあくまで構想中の使い道ですが、QRコードのチケットなどもできているので、実用化される日も近いのかも?
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社員証の代わりに
すでに民間企業が、マイナンバーカードを社員証として活用するためのシステム開発に取り組んでいます。
マイナンバーカードを社員証・職員証として利用することで、ICカードを使った入退管理が低コストでできるようになるなど、会社としてのメリットがあるんですよね。
マイナンバーカードの普及率がまだまだ低いため、このシステムを取り入れる会社はしばらく現れそうにありませんが、例えば官公庁などで導入されれば、よりマイナンバーカードの取得率が上がりそうだなぁと感じます。
マイナンバーカードでできることは増えていく
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身分証明書になったり、いろんな手続きがラクになったりと、できることはけっこうたくさんあるんですけど、「絶対にマイナンバーカードが必要」という場面はまだほとんどありません。
それでも、国が推し進めるマイナンバー事業ですから、どんどんできることは増えていくはずです。
「あったほうが便利だな」と感じる場面も、これから増えていくでしょう。
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最近では、本人確認として書類を提出するときには、大体マイナンバーカードをコピーしてます。1枚で完結するからラクなんですよね~。
これからの時代、マイナンバーカードは「いつかは作ることになるもの」だと個人的には感じています。もし興味があるなら、マイナポイントがもらえる今のうちに作ってみてはいかがでしょうか?
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昨年春に作ったマイナンバーカードを持って〇〇市の支所の市民課に印鑑証明書を取りに行きました。驚きました。コンビニで証明書が取れるのに支所でマイナンバーカードが使用できませんでした。印鑑登録証を持っていたのでそれで取りましたが、、、。
詳しく調べると〇〇市の本所にデモ用(コンビニと同じ?)の機器があるそうでマイナンバーカードはコンビニで使用できるだけでした。これが現実です。現在は役立たずのカードでもマイナポイントを貰うために作りましょう。