マイナンバーカードがすぐ欲しい!
給付金やマイナポイントの申請などで使う場面が増えてきたことで、マイナンバーカードを早く発行したいという声をよく聞くようになりました。
これだけ話題になっているマイナンバーカードですから、住民票のように、区役所へ行けば即日発行してもらえそうなものですが…。実はそうではありません。
では、マイナンバーカードがすぐ欲しいときは、どうすればいいのでしょうか?ここでは、最短でマイナンバーカードを受け取る方法をご紹介します。
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マイナンバーカードがすぐ欲しい!
近年、身分証明書だったり給付金の申請だったり、何かと必要性が増してきているマイナンバーカード。欲しい人はすぐにもらえると思いきや…
マイナンバーカードをすぐに手に入れることは不可能です。
こう言い切れるのには、ちゃんと理由があります。
マイナンバーカードの公式サイトやお住いの自治体のホームページを見ていただければ分かりますが、どの案内にもマイナンバーカードの発行には約1ヶ月かかると書かれています。
(画像元:マイナンバーカード総合サイト)
でも、これって郵送やパソコンで手続きしようとするから時間がかかるんでしょ?区役所や市役所に直接行けば、すぐに発行してもらえるんでしょ?と思ってる人もいるようなんですが…
窓口でも即日発行はしてもらえない
急いでいるからと言って、わざわざ区役所などのマイナンバー窓口へ直接行ったとしても、マイナンバーカードをすぐに発行してもらえるわけではありません。
マイナンバーカードの受付窓口というのは、あなたのお住いの自治体が担当しているのですが、カードの作成をしているのは「地方公共団体情報システム機構(J-LIS)」という別の場所なんです。
この団体が、個人番号(マイナンバー)の発行やら管理やら、マイナンバー関連の業務は一貫して行っているんですね。
なので、マイナンバーカードの申請はこの団体にしなければならず、そこからカードを発行するまでにかかる時間が「約1ヶ月」となっているんです。
日本全国のマイナンバーカードの申請が集中しているので、混雑状況によっては 1ヶ月以上かかることも…。
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手続きがスムーズに進んだとしても、最短で3週間程度はかかっているのが現実です。
そのため、どんなに頑張ってもそれ以上早くマイナンバーカードを発行してもらうことはできないんです。
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申請が完了してもカードは自宅に届かない
マイナンバーカードの申請手続きが完了し、無事にカードが作成されても、それがそのまま自宅に届くわけではありません。
自宅に届くのは、「交付通知書」と呼ばれるハガキ(または案内)です。
▼実際の交付通知書(正式には「個人番号カード交付・電子証明書発行通知書兼照会書」と言います)
これを、区役所などの窓口へ持って行くことで、初めてマイナンバーカードを手にすることができます。
マイナンバーカードは、受け取る時に本人確認が必要とされているため、わざわざ取りに行かないといけないんですね。
すぐ欲しい、という方は、すぐに受け取りに行けばよいのですが、受け取り場所が区役所の場合は曜日や時間が限られていることもあります。
家族や代理人など本人以外が受け取ることが原則禁止されているので、平日お仕事がある人には予定を調整するのが難しいんじゃないでしょうか。
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受け取りが予約制
マイナンバーカードを交付してもらうためには、交付通知書を窓口に持って行って、直接カードを受け取る必要があります。
しかし、この受け取り手続きを予約制にしている自治体があり、さらに時間がかかるケースがあります。
ほとんどの自治体では予約なしで受け取ることができるようですが、思いがけず日数がかかることもあるので覚えておいてくださいね。
さらに時間がかかるケース
基本的には約1ヶ月の期間が必要なマイナンバーカードの発行手続きですが、もっと時間がかかる場合もあります。
通知カードや申請書を紛失した場合
マイナンバーカードの申請には、すでにお手元にある緑色の通知カードや同封されていた申請書を使います。
とはいえ、通知カードが自宅に届いたのは数年も前の話…。「どこにあるか分からない」「捨てちゃったかも」って人もいると思います。
この通知カードや申請書には、マイナンバーカードの発行に必要な情報が記載されているので、手元にない場合は区役所へ問い合わせをしたり、別の手続きなどをしなければならないんです。そのため、通常より時間がかかってしまいます。
マイナンバーカードの発行をするにあたっては、まずこの2点が家にあるかどうか確認してみてくださいね。
マイナンバーが分からない場合
通知カードを紛失しており、そもそも自分のマイナンバー(個人番号)が分からないという方もいらっしゃるかと思います。
この場合は、カードの発行手続きの前に、まずマイナンバーの確認のために問い合わせをするところから始めなければいけません。
混雑する時期に申請した場合
通常、マイナンバーカードの申請手続きは1ヶ月程度ですが、混雑する時期だとそれ以上の時間がかかることもあります。
例えば、10万円の特別定額給付金が話題になったときには、「マイナンバーカードを持っていればスピーディーにお金をもらえるのでは?」と発行する人が増えたそうで、2ヶ月以上かかったという話を聞きました。
また、確定申告のシーズンには、e-Taxをするためにマイナンバーカードの申請をする人が増えるそうです。
時期によっては発行にかかる期間が長くなるかもしれない、ということは覚えておきたいですね。
マイナンバーカードを最短で作る方法
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そこで、マイナンバーカードを最短で作る手順をご紹介します。
1.スマホかパソコンから申請する
マイナンバーカードの申請方法は、主に4つあります。
①スマートフォン
②パソコン
③証明写真機
④郵送
このうち、①スマートフォンと②パソコンは、申請から受付完了までがその場で完結できるので、一番時間がかからない方法になっています。
③証明写真機での手続きも、写真撮影から受付完了まで完結できる方法です。
ただ、マイナンバーカードの申請に対応している証明写真機まで足を運ばなければならないですし、手続きに必要なものを忘れてしまうと二度手間になる可能性もあります。
④郵送手続きは、申請書類が届くまでに時間がかかるので、一番時間がかかる方法です。
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2.交付書が届いたらすぐ受け取りに行く
交付書が自宅に届いたら、その日のうちにマイナンバーカードを発行してもらうことが可能です。(受け取り日が指定されていたり、予約制のケースを除く)
持ち物を確認して、すぐに窓口へ足を運びましょう。そうすれば、即日で交付してもらえます。
3.手続き不備に気をつける
マイナンバーカードの発行で一番気を付けたいのが、手続き不備です!
申請書の記載漏れや、受け取りに必要な持ち物を忘れてしまうなど、何かしら手続き不備があればそのために余計な日数がかかってしまいます。
マイナンバーカードの公式サイトをしっかりと確認してから、手続きを行うようにしてくださいね。
マイナンバーカードの発行時期まとめ
- マイナンバーカードの発行は約1ヶ月かかる
- 窓口に言っても即日発行されるわけではない
- 1ヶ月以上かかるケースもある
マイナンバーカードでできることが増えているからこそ、早く手元に欲しい!という人は増えているはずです。
しかし、発行に1ヶ月も時間がかかることを知らない人もいて、マイナンバーカードがなかなか届かないと戸惑うケースもあるんですよね。必要としている人には、もっとスピーディーに発行して欲しいですよね。
そんな現状なので、今のところマイナンバーカードがないとできない手続き、というのは限られています。
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本当にマイナンバーカードが今すぐ必要なのか?も含めて、あらためて確認してもいいかもしれないですね。
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