とある家族
2020年9月から、いよいよマイナポイントの付与が始まりました!
このマイナポイントですが、ポイントをもらえるキャッシュレス決済は1人1つと決められているため、家族の中で誰がどの決済サービスに登録しようかと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
基本的に、本人名義の決済サービスを登録することになっていますが、クレジットカードの家族カードはどのような取り扱いになるのでしょうか?
ここでは、マイナポイントと家族カードの紐づけについて詳しくご紹介します。
ことり
マイナポイントと家族カードの紐づけは可能?
マイナポイントの申し込みには、1人1つ、本人名義のキャッシュレス決済サービスを登録する必要があります。
4人家族でマイナポイントの申し込みをするなら、4人それぞれが別々の決済サービスを登録しなければいけません。
ここで気になるのが、クレジットカードの「家族カード」の取り扱いです。
家族カードは、契約者がもつ本カードとは別に、家族名義で発行されるカードのこと。いちお家族の名前が印字されてはいるものの、契約者は違うし、「本人名義のカード」として登録できるんでしょうか?
実は、家族カードについてはクレジットカード会社によって取り扱いが違います。
家族カードもひとつの決済サービスとみなして、マイナポイントへ登録できる場合もあれば、家族カードは対象外としているクレジットカード会社もあります。
そのため、家族カードをマイナポイントに登録できるかどうかは、お使いのクレジットカード会社の取り扱いを確認をしなければいけないんです。
そこで、以下の主要なクレジットカード会社の取り扱いを確認しました。次の章からそれぞれご紹介していきます。
・楽天カード
・イオンカード/電子マネーWAON
・dカード
・オリコカード
・三井住友カード
・au PAYカード
・JCBカード
・Yahoo!カード
・セゾンカード
ことり
楽天カード
家族カードについては登録できません。
家族カード利用分については還元対象となりますが、ポイントの付与先は本カード会員様となります。
ただし、本カード会員が楽天カードでマイナポイントのお申し込みをいただく必要があります。
※累積利用金額の上限は本カードと家族カード合算で20,000円となります。
楽天カードの家族カードは、マイナポイントの対象外です。登録することはできません。
なお、本カードをマイナポイントへ登録している場合は、家族カードでお買い物をした金額分はマイナポイントの付与対象に含まれます。家族カードは、あくまで本カードの一部という考え方です。
(例)
・パパが楽天の本人名義カードで1万円分お買い物
・ママが楽天の家族カードで1万円分お買い物
⇒合算して2万円分のお買い物として、パパにマイナポイントが付与される。ママは、別のキャッシュレス決済をマイナポイントに登録する必要がある。
イオンカード
本人カードと家族カードはそれぞれマイナポイントの申込ができ、マイナポイント付与の上限はそれぞれ5,000円相当分です。家族カードは、当該カードをお持ちのご家族がご自身のマイナポイント申込の対象とすることができ、家族カードでのご利用金額に対してマイナポイントが付与されます。本人カードのご利用金額には家族カードのご利用金額は含まれません。
イオンカードは、家族カードでもマイナポイントの申し込みができます。
つまり、パパがイオンカードで登録をして、ママはイオンの家族カードで登録をすることができます。
ただし、利用金額の合算はされず、それぞれ別のクレジットカードとしてそれぞれの利用金額に応じてポイントが付与されます。
電子マネーWAON
Q.家族カードはマイナポイントの対象ですか。
A.電子マネーWAON機能の付帯している家族カードは対象です。引用元:イオンカード>よくあるご質問
電子マネーWAONにも家族カードがありますが、こちらもイオンカードと同様、マイナポイントの対象になります。
ただし、WAON機能付きのクレジットカードの場合は、マイナポイントの申し込み時に必ず「電子マネーWAON」として申し込んでおく必要があります。「クレジットカード(イオン)」を選んだ場合は、WAONのチャージ分にはマイナポイントは付与されません。
dカード
dカードの家族カードは、マイナポイントの対象外です。dカードゴールドも同様の取り扱いです。
ただし、本カードをマイナポイントへ登録した場合には、家族カードでの利用金額は合算されてポイント付与の対象に含まれます。
ことり
ドコモ利用料金は対象外!
dカードをマイナポイントへ登録するときに注意してほしいことがあります。それは、マイナポイントの付与対象外となる支払いがあることです。
dカードのマイナポイントの対象は、通常の1%還元を受けられるサービスと同じになっています。
つまり、ドコモの利用料金や分割払いにしている端末料金、電子マネーへのチャージなどの利用金額はマイナポイント付与の対象外になるのでご注意ください。
オリコカード
家族カードは本人名義のカードに当たりませんので、マイナポイントの申込対象外となります。
引用元:オリコカード>マイナポイント事業
オリコカードの家族カードは、マイナポイントの対象外です。
ただし、オリコカードの本カードを登録している場合、家族カードの利用金額が本カードに合算されてポイントが付与されます。
三井住友カード
マイナポイントの決済サービスに家族カードを登録することはできません。カードのご契約者(本会員)のみ、マイナポイントに登録できます。
三井住友カードの家族カードは、マイナポンイントの対象外です。
カードを契約した本人だけがマイナポイントに申し込めるようになっていますので注意してください。
au PAYカード
Q.家族カードでもマイナポイントに申し込めますか
A.はい。お申し込みいただけます。
家族カード会員さまは家族カード裏面記載の「管理番号」と家族会員さまの生年月日をご入力ください。引用元:au PAYカード>マイナポイント「家族カードでもマイナポイントに申し込めますか」
au PAYカードは、家族カードもマイナポイントの対象です。
ことり
JCBカード
JCBカードは、マイナポイント事業に参加していません。そのため、本カード・家族カードともにマイナポイントへ登録することはできません。
Yahoo!カード
Yahoo!カードは、マイナポイント事業に参加していません。そのため、本カード・家族カードともにマイナポイントへ登録することはできません。
セゾンカード
セゾンカードは、マイナポイント事業に参加していません。そのため、本カード・家族カードともにマイナポイントへ登録することはできません。
決済サービスはよく使うものを選ぼう!
とある家族
家族カードは、クレジットカード会社によって対応が分かれています。
登録したい家族カードが対象なのかどうか、必ず事前に確認するようにしてくださいね。
また、マイナポイント事業では、最大5,000円分のポイントをもらうことができます。
この最大ポイントをもらうためには、登録した決済サービスで2万円分を利用しなければいけません。
公共料金や生活費の支払いをしているクレジットカードなら、2万円なんてあっという間に使ってしまうかもしれませんが、「コンビニで少額を使うだけ」とか「たまにお買い物に行った時だけ」しか使わないクレカやキャッシュレス決済だと、ポイントをもらい損ねてしまうかもしれません。
そのため、マイナポイントに登録・紐づけする決済サービスはぜひ慎重に選んでくださいね。
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