先日スタートした新企画「お金のお悩み質問箱」に、さっそくご相談をいただきました!ありがとうございます。
今回のお悩みは「家計簿」についてです。
ことり
ご質問の内容
ハンドルネーム「あずきママ」さんからいただいた質問はこちら↓
ことりさん、初めまして。
早速ですが、家計簿についてご相談があります。
毎年、「今年こそ家計簿をつけよう」と思って、100円ショップでノートを買ったりするのですが、結局長続きしません。
家計簿をやり始めても、3ヵ月続いたことはないと思います。
もともと面倒臭がりな性格なので、毎日つけるのも嫌になってきてレシートばかり貯まってしまい、貯まったレシートを見て面倒臭くなってしまう、の繰り返しです。
クレジットの書き方を統一できなかったり、細かく費目を分けるのも面倒臭く感じてしまいます。
子供のためにも貯金をしたいのですが、家計簿がつけられないので、貯金もしっかりできていないのが悩みです。
家計簿を続けるためには、どうすればいいでしょうか?
あずきママさん、ご質問ありがとうございます!
なぜ家計簿が続かないのか?を考えてみる
ことり
これ、同じ悩みを抱える主婦の方、多いんじゃないでしょうか。
あずきママさんが言う通り、毎日の出費を記録していく作業はけっこう大変で、とてもめんどくさい作業です。
「これは何費になるのかな?」
「クレジットカードで払ったものはどうしよう?」
「レシートをもらってないけど、いくらだったっけ?」
などなど、いざ家計簿をつけようと思って、手が止まってしまうのもめんどくさいと感じる理由のひとつだと思います。
さらに、しっかり記録していたはずなのに、集計してみたらお財布の残高と合わなくて「使途不明金」が増えてしまうことも、家計簿をつけるやる気をなくしてしまう原因のひとつ。
「これじゃあ家計簿をつけていても意味ないなぁ…。」
「がんばって記録しているのに、貯金につなげられていないなぁ…。」
「こんなにめんどくさい思いをしているのに…。」
こんなモヤモヤやストレスが増えていって、家計簿が長続きしない人は多いはず。けっしてあずきママさんだけの悩みじゃないと思います。
家計簿をつける目的をハッキリさせよう
私からまず、お伝えしておきたいのは家計簿をつければ貯金できるようになるわけではない、ということです。
雑誌やインスタなどで見かける「貯金〇万円できました!」という成功者を見ると、家計簿の付け方が上手だったり、お金の管理の工夫に目がいきますよね。
そんな成功主婦たちを見ると、「私もやらなきゃ!」って思う人が多いと思うんです。
でも、貯金のためには必ずしも家計簿は必要ない、と私は思っています。
実際、私も家計簿がつけられず、貯金がほとんどなかった時代がありました。お金を使うのが大好きで、無駄遣いも多かったと思います。
そこから、子供の出産をきっかけに1年間で300万円を貯金するまでになったのですが、そのときは家計簿らしいものは全くつけていませんでした。
家計簿って、普段の出費を記録していくので「お金の使い道」を把握できるようになると思うんですね。でも、なんでお金の使い道を把握する必要があるんだろう?
私は、「無駄遣いを減らすため」だと思っています。
なんとなくお金を使っている。
何にいくらお金を使っているか分からない。
こんな状況から抜け出して、無駄がある場所を探し当てるための手段が「家計簿」だと思うんですよね。
(家計簿をつけ続けることで、節約の効果を実感したり、より有効的なお金の使い方を見つけることもできますが、それは続けていった先のお話し…)
だから、どれだけ細かく家計簿をつけていても、その記録を活かせていなかったら、結局意味がないんじゃないでしょうか?
「これじゃあ家計簿をつけていても意味ないなぁ…。」
「がんばって記録しているのに、貯金につなげられていないなぁ…。」
「こんなにめんどくさい思いをしているのに…。」
こんなふうな気持ちになったことがあるのなら、家計簿をつける目的だったり、家計簿をつける必要性があなたの中にハッキリとないからなんじゃないかなって思います。
まずは無駄遣いを減らしたい費目から始めてみて
ちゃんと家計簿をつけることにめんどくささを感じるようなら、まずは「無駄遣いを減らす」という目的に絞って、無駄遣いが多くなりがちな項目だけ記録してみるのはどうでしょうか?
個人的には
・食費
・おこづかい費
この2つの項目から始めてみるのがいいんじゃないかなって思います。
食べ物を買ったら記録する、外食したら記録する、おこづかい利用があったら記録する。
まずは1ヶ月、できれば3ヵ月続けられるとGOOD!
「今週は食費がけっこう多かったかな?来週は節約メニューを増やそう」
「今月はほとんどおこづかいを使ってないから、来週は欲しかったものを買ってもいいかな?」
のように、家計簿に書いたことを次に活かしやすいんじゃないかと思います。
ことり
貯金のためには「貯金簿」をつける
私は、「家計」と「貯金(貯蓄)」は分けて管理した方がいい、と思っています。
なぜなら、目的が違うからです。
家計簿はあくまで無駄遣いを減らすために記録をしていくためのもの。うまく使いこなせないと、十分な貯金につなげられないんじゃないかなって思うんです。
そこで、家計管理とは別に、しっかりと貯金をしていくための「貯金簿」をつける方法をご提案します!
「貯金簿」は、その名のとおり貯金額を記録していくノートです。
このノートに書くことは、今月の貯金額と銀行残高のみでOK。1ヶ月に1回の記録でいいので、めんどくさがりな方でも続けやすいと思います。
本当は、貯金額が毎月決まっているといいのですが、子育てをしていると臨時の出費はつきものですよね。
ちゃんと貯金をしているはずなのに、なかなかお金が貯まらない…という人の中には、臨時出費のたびに貯金を取り崩しているケースが少なからずあります。
だからこそ、今月はいくら貯金ができたのか?いくら貯金が増えたのか?そこだけを記録していくシンプルな方法がいいんです♪
貯金額が順調に増えているなら、無理に節約する必要はないですよね。
逆に、貯金額が増えていない・減っているときには、家計を見直す必要性を強く感じるはずです。
ことり
できれば、貯金簿には現金での貯金額以外にも、学資保険やつみたてNISAなどの金額も記録してみてください。うちにはどれくらいの資産があるのか?が一目で分かるようになって、スッキリしますよ~!
教育資金、老後資金、と貯金の目的別に分けて記録していくのもいいと思います。
まとめ
今回のご質問へのアドバイスをまとめるとこんな感じになりました↓
- 家計簿をつければ貯金できるようになるわけではない
- 家計簿の目的をハッキリさせる
- 無駄遣いを減らすために、まずは記録する費目を絞る
- 貯金のためには「貯金簿」がおすすめ
家計簿をつけること、を目的にするのではなく、何のためにやるのか?記録したあとどう活かすのか?をあらためて確認してみるといいんじゃないかなぁと思います。
少しでもお悩みの参考になれたら嬉しいです♪ご質問ありがとうございました!