マイナンバーカード子供の申請方法と注意点を分かりやすく解説!

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マイナンバーカード 子供 申請

子供の分もマイナンバーカードを作りたいのですが、まだ0歳なので本人は何もできません。写真や本人確認書類など、手続きの細かいところを教えてください。

とある家族

子供のマイナンバーカードの作り方がよく分からない、とお悩みではないでしょうか?

基本的な申請方法は大人と同じなんですが、未成年ならではの注意点がいろいろあって戸惑う人が多いようです。

・登録するメールアドレスはどうすればいいの?
・赤ちゃんなど乳幼児の写真の撮影方法は?
・受け取りは家族や親はNGって本当?

ここでは、子供のマイナンバーカードの作り方と注意すべき点を詳しく解説していきます。ポイントを押さえて、面倒な手続きをスムーズに完了させましょう!

ことり

FPのことりです。子供のマイナンバーカード発行で、多くの人がつまずきがちなポイントを分かりやすくお伝えしていきますね。

PICK UP!⇒マイナンバーカードは本当に必要?メリットデメリットをFPが解説!

子供のマイナンバーカードの作り方

マイナンバーカード 子供 申請

マイナンバーカードは、個人番号が記載された身分証明書で、誰でも何歳でも作ることができます。もちろん、0歳の赤ちゃんでも申請可能です。

基本的な流れは、大人のマイナンバーカードを作るときと同じです。

  1. マイナンバーカードを申請する
  2. 交付通知書が届く
  3. マイナンバーカードを受け取りに行く

ただし、マイナンバーカードは個人番号が記載されており、慎重に取り扱う必要があるものです。そのため、厳密な手続きが定められており、それは子供であっても同じです。

親が代理でできることもありますが、子供本人がやらなければいけないこともあるので、少し注意しなければいけません。スムーズに手続きを完了させるためにも、ひとつずつ確認していきましょう。

ことり

未成年のマイナンバーカード発行では、親がすべての手続きをやってあげられるわけじゃないので注意してください。

申請手続きは親がやってもOK?

マイナンバーカード 子供 申請

まずは、マイナンバーカードの申請手続きについてです。

マイナンバーカードの申請は、個人番号通知カード(緑色の紙のカード)や個人番号通知書などをもとに、パソコン、スマートフォン、郵送などから簡単にできますが、「誰が申請するのか」は年齢によって違ってきます。

公式サイトには、以下のように記載されています。

15歳未満および成年被後見人の方は法定代理人により、申請していただく必要があります。
また、特別な理由がある場合は、市区町村長が認める任意代理人により申請が可能です。

(引用元:マイナンバーカード総合サイト

つまり、14歳までの子供であれば親が代理で申請してOKですが、15歳以上の子供については自分で申請手続きを行う必要があります。

ことり

とはいえ、中学生や高校生には少し難しいところもあると思うので、親が一緒に手続きをするといいと思います。

ちなみに、「特別な理由がある場合」は任意代理人の申請が認められていますが、身体障害があるなどどうしても自分自身で申請するのが難しい(というか不可能に近い)ケースのみが対象なので、とてもレアなケースだと思ってください。

登録するメールアドレスは誰のもの?

ことり

パソコンやスマホから申請する場合の疑問点にお答えします

パソコンやスマートフォンからマイナンバーカードを申請する場合、メールアドレスの登録が必須となっています。

親がマイナンバーカードを申請した時と同じメールアドレスでもいいのでしょうか?

とある家族

申請時のメールアドレスについてですが、家族で同じメールアドレスを使うことができます。つまり、子供の分も親のメールアドレスで申請してOK!

メールアドレスが同じでも、手続き用URLは申請者ごとに違うものが届くようになっているので安心してくださいね。


参考
マイナンバー公式サイトFAQ

自署や捺印はどうする?

ことり

郵送で申請する場合の疑問点にお答えします

マイナンバーカードの申請を郵送で行う場合、申請者本人の「自署」「捺印」が必要な欄があります。

子供にわざわざ名前を書かせる必要があるのでしょうか?漢字が書けない子供はひらがなで書いたりするのでしょうか?

これについても、15歳未満の子供については、親の代筆でOKとされています。その場合は、以下のように対応してください。

  • 自署欄に法定代理人(父親や母親)が子供の名前を代筆する
  • 自署欄の捺印は不要
  • 代理人記載欄に、父親又は母親が氏名、住所、本人との関係(父・母など)を書き、捺印をする

子供の写真の撮り方

マイナンバーカードの申請には、顔写真の添付が必須となっています。

証明写真機などでしっかりと撮影しても良いのですが、子供のマイナンバーカードは成長を考慮して5年ごとの更新になっています。

ことり

すぐに更新時期がくるので、お金をかけてわざわざ証明写真を撮りにいかなくてもいいと思います。

顔写真は無地の背景のみ認められているので、自宅の白い壁紙の前などで、デジカメやスマホで撮影すればOKです。

背景に柄があったり、影が映り込んでいる写真はNGなので公式サイトの写真ルールを良く確認して撮影してくださいね!


参考
マイナンバーカード総合サイト「顔写真のチェックポイト」

なお、赤ちゃんの写真については、以下のように撮影する方法があります。

  • 布団などの上に寝かせて、上から撮影する方法
  • 抱っこして撮影する方法(抱っこしている大人が映らないように、白い布をかぶるなどの工夫が必要)

影や映り込みがNGなので、どちらかいうと寝かせて撮影するほうが簡単です。

赤ちゃんが起きていて、正面を向いているときに撮影するのはなかなか大変ですが、ご機嫌なときに頑張ってみてください!

▼こちらの記事で生後4ヵ月の娘の写真を撮影した方法をご紹介しています!

⇒マイナンバーカードの赤ちゃん写真を撮ってみた!簡単な撮影方法を伝授します

受け取りは家族NG!子供同伴で

マイナンバーカードの申請から1ヵ月くらいすると、「マイナンバーカードを受け取りにきてくださいね~」という内容の交付通知書(はがき)が自宅に届きます。

▼こんなハガキが届きます

マイナンバーカード 受け取り

この交付通知書と本人確認書類などを持って、マイナンバーカードの窓口に受け取りに行くのですが、注意しなければいけないことがあります。

それは、マイナンバーカードの受け取りには子供本人が窓口へ行く必要がある、ということです。

マイナンバーカードの受け取りでは、本人確認手続きも一緒に行っています。

そのため、15歳未満の子供や赤ちゃんであっても、必ず受け取り窓口へ連れて行かなければなりません。

一部、障害者などには代理人の受け取りも認められていますが、通学・通園などを理由に親が受け取ることは認められていません。窓口が開いている時間に、子供本人を連れて受け取りにいくようにしてください。

ことり

子連れで区役所などへ行くのは大変だと思いますが、他に方法がないのでなんとかがんばってください💦

子供の本人確認書類

マイナンバーカード 子供 受け取り

マイナンバーカードの受け取りには、本人確認書類が必要です。

ここで悩むのが、子供の身分確認書類です。運転免許証なんか持っていませんよね。健康保険証もOKなのですが、顔写真がついていないため本人確認書類として2点必要です。もう1つ書類は何を用意すればいいのでしょうか?

これについては、『氏名+生年月日」もしくは「氏名+住所」が記載され、お住いの市区町村長が適当と認める書類2点』とされており、自治体によって取り扱いが異なります。

ほとんどの自治体で、子供の本人確認書類として認められているものには、以下の書類があります。

・健康保険証
・子ども医療費受給者証(乳幼児等医療費受給者証)
・母子手帳
・児童扶養手当証明書
・子ども名義の預金通帳
・学生証
・学校名が記載された各種書類 など

上記の中から2点を子供の本人確認書類として持参しましょう。

ことり

どれを持っていけば分からない、という場合は、事前に窓口へ確認しておくと確実です。

なお、15歳未満の受け取りには、代理申請をした親の本人確認書類も必要になるので忘れないようにしましょう。親は、マイナンバーカードや運転免許証などでOKです。

子供がマイナンバーカードをもつメリット

あの…こんなことを聞くのも変ですが、子供がマイナンバーカードを作るメリットってあるんでしょうか?あまり使いどころがないように感じてしまうのですが…。

とある家族

マイナポイント事業がスタートして、子供のマイナンバーカードを発行する人がとても増えました。

でも、マイナポイント以外にメリットや必要性を感じている人はほとんどいないみたいです。

ことり

そもそも、大人でさえマイナンバーカードの必要性を感じていない人が多いですからねぇ

個人的には、子供がマイナンバーカードを作るメリットは大きく2つかな、と思っています。

メリット①マイナポイント

最大のメリットは、やはり「マイナポイント」がもらえること。

マイナンバーカードを発行するのに手数料は必要ありません。無料でカードをもらって申し込みをするだけで、1人あたり5,000円分のポイントがもらえるのはかなりお得です。これをもらわない手はありませんよね。

メリット②顔写真付きの身分証明書

子供がマイナンバーカードを作るメリットとして、本人確認書類として便利という点が挙げられます。

子供が公式に身分証明書として使える書類というのは、実は多くありません。

マイナンバーカードの申請でもあったように、健康保険証など2点必要になるケースがほとんどです。

子供名義の銀行口座や証券口座を作るとき、奨学金に申し込むとき、アルバイトの給与をもらうときなど、マイナンバーカード1枚で手続きが完了するで便利なのではないでしょうか。

子供がマイナンバーカードをもつデメリット

一方で、子供がマイナンバーカードを作ることのデメリットもあります。

更新手続きが5年ごとに必要

マイナンバーカードの有効期限は、原則10年です。

しかし、未成年の場合は成長して顔が変わることから、5年ごとに更新手続きをしなければいけません。(厳密には、発行から5回目の誕生日までです。)

例えば、0歳でマイナンバーカードを発行した場合、5歳、10歳、15歳、20歳と大人になるまで4回も手続きをしなければいけないことになります。

もちろん、更新のたびに顔写真も新しく撮影しなければなりません。一度更新手続きを怠ると、あらためて新規発行の手続きが必要になります。

ことり

大人より手続きが多いんだな、ということは知っておいたほうがいいと思います。

なお、「個人情報の取り扱い」などマイナンバーカード全般のデメリットについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

⇒マイナンバーカードの意外なデメリット!作らない理由に納得しかない

マイナポイントをもらうなら早めに申請を!

マイナンバーカード発行の未成年の手続きは、少し面倒なところもありますが、基本的には大人のマイナンバーカードを作る流れと同じになっています。

今ならマイナポイントももらえるので、どうせ作るならこのタイミングを逃さないようにしたいですね。

ちなみに、マイナポイントの申し込み期間は2021年3月までです。マイナンバーカードの発行には1ヶ月程度時間もかかるので、ぜひ早めに申請しておきましょう~!

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